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組織マクロファージ間のネットワーク

2019.6 免疫療法

組織マクロファージが全身の各種臓器で色々な働きをしているのは分かってもらえたと思う。では、各臓器に存在する組織マクロファージ間のネットワーク、つまり連携は本当に為されているのか?と言う点について。

腸内細菌とマクロファージは密接に関係していることは以前お話ししたと思う。

まず、腸の蠕動運動自体マクロファージがコントロールしている。
腸管には少なくとも2種類の組織マクロファージは存在していて、ひとつは腸管の内腔に近い腸管粘膜下に存在する腸管マクロファージ、もう一つは、腸管の筋肉層に存在する筋肉マクロファージだ。

腸管の筋肉マクロファージが、腸管神経を介して腸管筋肉に働きかけ、腸管の蠕動運動を制御していると言うものだ。

その機序は腸管内容物などが、腸管神経に働いて、腸管神経細胞がマクロファージを活性化するサイトカインを分泌する。そして活性化された腸管マクロファージはさらにBMP2というサイトカインを分泌して腸管神経を刺激し、その結果腸管の筋肉が収縮する。