ワクチン騒動記
2021.7 コロナウイルス今回は話題がころっと変わってコロナのお話。と言っても全然アカデミックな話でなくてベタな臨床のお話。以前
- 中川 泰一
私の日常業務で新型コロナは関係無い。関係者の皆さん頑張ってくださいね。
みたいな事を書いていたのだが、ここに来てコロナ漬けの日々を送る羽目になってしまったのだ。
まず、ワクチン接種。開業の先生方からは
- 開業の先生
接種料が安い!
- 開業の先生
事務手続きが煩雑過ぎる!
と大不評だ。1人、2070円(税込み)。沢山打つと加算が付くらしいが、市に問い合わすと
何も決まってません。算定どうするんですかね?無理じゃないですか?
だって。
皆さん大半がボランティア気分で仕方ないと諦めてる。大方の先生方が、医師会に言われて仕方なくやってるのが現状じゃないだろうか。少なくとも私の周りはそうだ。日常業務犠牲にしてまでやったって割に合わないって事だろう。なのにだ!今、ワクチン接種に忙殺されている!
ことの発端はウチの患者さんたち(主にお婆ちゃんたち)に「ここで打てないの?」とよく言われた。かなり熱心に(しつこく)。何でも近所のクリニックで打てるところがあるらしい。医師会に入っていないからなのか(30年間ぐらいは入ってたけど。)行政から何の連絡も来ない。で、ウチの「できる総務」に調べてくれるよう頼んだ。「できる」彼女は某大学病院で病院長秘書の役付き公務員だったぐらいから、たちまち厚労省のサイトで登録からワクチンの申し込みまで済ませてしまった。