中国出張顛末記Ⅲ
2024.8 その他翌日は科学技術大学の教授との面会だ。海外ではよくある、警備員の立ってる仕切られた地域にある建物の一室に案内された。多分、この建物の持ち主の社長さんがおられて、ひたすらお茶を入れてくれる。中国ではお茶を入れるための机があって(独特のものだが、中国行くと必ずある。興味のある人は調べてみて。)、主人がつねに小さい茶碗にお茶を注いでくれる。飲むとすぐに注いでくれる。こうして机の周りで会話するのが中国流。そこには少々年配の女性の先生。専門が代謝で、要は糖尿病。なかなかシャキシャキとしたおばあちゃんなのだが、まあ、女医さんあるあるで、大学なんかに時々居られるタイプの方だ。私の母校は元々「女子医専」だったから、このような女傑タイプの先生は手慣れたもんだ。しかも自分で言うのもなんだが、結構気に入られやすい。
そしてこの方がよく喋る。幸か不幸か「私、英語そんなに上手じゃないので中国語でごめんね。」と来た。こちらも中国語訛りの英語で巻くし当てられるより、通訳から聞いてる方が気が楽だ。Y嬢は中々医学的なことも慣れているせいか通訳上手なのだ。長々と話したのだが、要約すると「最新の研究成果を、臨床に活かしている先生は素晴らしい。」と、「私もなるべく心掛けているが。中々実際には難しい。」。やっぱ気に入られたか?