マクロファージと不妊治療-IV(男性側の不妊治療)
2025.02 その他今回はマクロファアージ活性化、腸内フローラ移植、NMNがそれぞれ男性側の不妊治療にどのように効果があるかだ。基本的にはこれらはミトコンドリア活性に関与し精子の活性を上げるわけだが、それ以外にも以下の様な男性特有の効果がある。
まず、マクロファージは免疫系の重要な細胞であり、炎症の調整や組織修復に関与している。特に、精巣と精子の健康に重要な役割を果たすことが分かっている。

精巣の環境維持
精巣には特有の免疫環境(免疫特権)があり、精子が自己免疫反応によって攻撃されないようになっている。マクロファージはこのバランスを維持する役割を持ち、適度に活性化されることで精子の生産を助ける。