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COVID-19のワクチン

2020.9 コロナウイルス

死亡診断書の死因はまず「直接死因」だ。この表記自体に問題があると常々思っているのだが、「直接」なら「心不全」や「心肺機能不全」になる。で、心不全だらけになるからなるべく「直接死因」に「心不全は記載しない様に!」とお達しがあった。もうずいぶん前になるけど、ご存知ですよね。どこかの法医学の偉い先生が「実際の死因の統計が取れない!」とかでおしゃったらしい。
しかし、実際亡くなる方は殆どご高齢で長期寝たきりの様な方も多い。この様な方は、当然多くの基礎疾患があるので、亡くなるとき、どれか一つに原因が絞れない。そこへ「直接死因」となると「心不全」ぐらいしか書き様が無い。私は穏やかに亡くなられたご高齢の方は「老衰」としていた。入院上は病名が必要でも、何でもかんでも「病死」にするより、こちらの方が余程実態に合っていると思うが如何だろうか?
学者さんは実際の臨床現場をご存知ないのかなと思ってしまう。大体、解剖前提の「死体検案書」と一緒の書類になっている(線引いて、「死体検案書」か「死亡診断書」のどちらかを消すことになっている。)こと自体、実情に則さないと思っている。
10年ぐらい病院を経営していた時に1000枚以上「死亡診断書」書いた、ジクジクたる思いがあるので、長くなりました。すいません。
閑話休題。で、COVID-19はインフルエンザと異なり、ワクチンも治療薬も無い。しかも、全例PCR検査しているので、基礎疾患など関係なしに全て死因が「COVID-19感染」になっている。それで、死亡者数は8ヶ月で約1300人だ。どちらが危ないか一目瞭然だろう。
幸いな事に、ウイルス感染症の予防は、どれも一緒で、国民が熱心にうがい、手洗い、マスクなどの感染予防に励んでいるお陰で、今年は、インフルエンザはじめ、手足口病などの小児の感染症も少ないそうな。